Emerging Display Technologies 社と覚書を締結しました
日本精機株式会社とEmerging Display Technologies Corporation(略称:EDT、本社:台湾 高雄市)は、2月19日、車載TFT(液晶)モジュールの製造・事業拡大を目的として覚書を締結しました。
▼締結式の様子(会場:当社・高見事業所(新潟県長岡市))
中央左:当社社長・佐藤浩一 中央右:EDT社 社長兼CEO・Pauli Wang氏
当社は、車載計器市場に70年以上携わり、製品の設計・生産・製造に関する豊富な知見と世界有数のシェアを有しています。また、EDT社は、事業開始以来、長年にわたりディスプレイの分野でノウハウを蓄積し、現在は最先端の液晶ディスプレイ技術による製品を市場に提供しています。
今回の覚書の締結を通じて、両社はそれぞれの強みを活かし、グローバル市場における競争力と事業の拡大に向けて協力していきます。
本件について、EDT社の社長兼CEO・Pauli Wang氏は「タッチディスプレイ業界で30年の経験を持つ私たちは、グローバル市場および各業界のお客様の多様なニーズに対する深い理解と独自の洞察を積み重ねてきました。これまでの発展の中で、私たちは常に革新をリードし、幅広い製品アプリケーションのニーズに応える先端技術を開発してきました。この度、日本精機様との提携が実現し、大変嬉しく思っています。双方の専門知識と技術を融合させ、新たな可能性を切り拓き、前向きなアイデアを現実のものにすることを期待しています。」とコメントしています。
また、当社 社長・佐藤浩一は「我々の商品であるメータは、アナログ式からデジタル式へ、そしてTFT採用メータへと、進化を加速させています。今回の提携により、TFTモジュールを中心にタッチスイッチなどの付加価値や、先進的な開発、設計から製造までの一貫生産等に取り組まれているEDT様と共に新たな道を歩めることを非常に嬉しく、頼もしく思います。お互いの強みを生かし、革新的なプロジェクトを共に推進していくことで、新たな価値を創造し、両社の発展に寄与することができると確信しております。」と述べています。
■EDT社について
EDT社は1994年に設立され、台湾の高雄市に本社を構えています。革新的で多様なタッチディスプレイ技術の開発に注力しており、設計から製造まで、TFTディスプレイモジュール、静電容量式タッチモジュール、Smart Embeddedディスプレイモジュールなど、幅広い製品ラインナップとディスプレイモジュールの付加価値統合ソリューションおよびスマートユーザーマシンインターフェース(UMI)ソリューションを提供しています。
また、ソフトウェア技術の開発にも積極的に取り組んでおり、グラフィカルユーザーインターフェース(GUI)の各種製品アプリケーションへの実装や、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアを統合することによって革新的なスマートUMIをさまざまな業界のお客様に優れたユーザー体験として提供しています。
【参考リンク】
・EDT社ウェブサイト