チューニング初心者にもわかる!メーターの基礎知識
吸気圧(ターボ・インマニ)編: エンジンの仕様によるところが大きいが、上げすぎには注意
吸気圧を表示する製品 |
ADVANCE ターボ計 -以下生産終了- Defi-Link Meter ターボ計 |
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表示範囲 | ターボ計(Max300kPa):-100kPa~+300kPa ターボ計(Max200kPa):-100kPa~+200kPa ターボ計(Max120kPa):-100kPa~+120kPa インマニプレス計: -100kPa~+20kPa (1kgf/cm2=98.07kPa、1mmHg=0.13kPa) |
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ワーニング値の目安 | 設定過給圧 +10kPa~20kPa | |
他に購入が必要なパーツ | φ4ホース用バンド又はタイラップ ホース内径がΦ4以上の場合はその内径に合ったスリーウエイジョイント 300kPaモデルを取り付ける場合は 三つ又とゴムホース |
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センサー取り付け推奨位置 | サージタンクとフューエルプレッシャーレギュレーターの間 |
▼実は!負圧側のスケールも重要なのです。
ガソリン、ディーゼル問わず近年増えつつある「ダウンサイジングターボエンジン」の技術は、今やスポーツカーのエンジンにも採用され始めています。最近のタービン(加給装置)は最大加給圧が高く、より重要な役割を担っており、ターボ計でのエンジンコンディションの把握は必要不可欠です。
ターボ計のフルスケールは120kPa、200kPa、300kPaの3種類の設定があります。選び方のポイントは、まず自車の設定圧力(最大加給圧)を知っておくことです。仮に最大加給圧180kPaの車両があるとすると、200kPaではなく300kPaスケールを選びます。おおよそ、メータースケールの80%以内で使用することで、加給圧の変化がより見やすくなり、Defiならではのレスポンスとスムーズな指針の動きを楽しみながら使えるでしょう。
インマニ計は、慣性加給を発生させるインテークマニホールドや、走行風を積極的に取り入れるアフター部品のラム圧エアクリーナーの性能を『目で』見るのに役立ちます。
ターボ計、インマニ計どちらも負圧側のスケールで日ごろからエンジンコンディションをチェックしましょう!!
セッティングや装着しているパーツ類によって最適な圧力はまるで変わってしまうので、記載の数字はあくまで目安とお考えください。また、最大過給圧と「オーバーシュート(設定値以上に過給圧が上がる現象)」の数値を混同しないようお気をつけください。ピークホールド機能で表示されるのは、オーバーシュート時の過給圧です。
センサーの取り付け位置はできる限り熱源の近くは避け、水がかからない風通しのいい場所を選んでください。車によってはエンジンルームのスペースに限りがあるので難しい場合もありますが、ショップに相談してみてください。
1999年9月に計量法が改定となり、圧力の法定計量単位は工学単位 kgf/cm2(正圧)、mmHg(負圧)から国際単位(kPa)になりました。それ以降に発売した製品については国際単位を採用しています。1kgf/cm2=98.07kPa、1mmHg=0.13kPaです。