機能
DSSCの機能は大きく「表示」、「設定・確認」、「記録・再生」に分けられます。
表示 | リアルタイム値やワーニング、ピーク値の表示、各種インジケーター等 |
設定・確認 | 表示機種、ワーニング、輝度、単位等の設定、SDメモリーカードの確認等 |
記録・再生 | センサー入力のあるデータの記録(SDメモリーカード使用)、記録データの再生 |
各機能は下図の構造でシステム構成されており、有機ELの表示を見ながらスイッチユニットで操作を行ないます。
オープニング・エンディング
IGNのON/OFFに連動して指針と有機ELディスプレイの表示が動きます。
リアルモード
DSSCに入力されている各機種の値をリアルタイムに表示します。
3ゲージ画面、6ゲージ画面、ラップ画面、オールゲージ画面(9機種表示)の4種類から選択します(左図は6ゲージ画面)。表示機種は任意に設定することが可能です(一部は表示変更不可)。
レックモード
車速、エンジン回転数、温度、圧力、ラップタイムなどの走行データをSDメモリーカードに記録します。
ワーニングモード
リアルモード、レックモード時に、センサーからの入力信号がワーニング値に達するとワーニング表示をします。ワーニング値は任意で設定できます。
有機ELはワーニングの発生した機種の表示が反転します。
タコメーターはタコメーターインジケーターが点滅し、文字板のバックライトが点滅します。ターボ/インマニ計はターボ計インジケーターが点灯します。
オプションでインジケーターを取り付けている場合は、ワーニング信号が出力されます。タコメーターワーニングとマスターワーニングの2種類があり、マスターワーニングは、入力のある全信号のいずれか(タコメーターを除く)がワーニング値に達した場合にインジケーターが点灯します。タコメーターワーニングはエンジン回転数がワーニング値に達した場合に点滅します。
ピークモード
各機種のピーク値(最大値)を表示します。ピーク値がワーニング設定値を超えている機種は反転表示されます。タコメーター、ターボ/インマニ計は指針でピーク値を表示します。
ピーク表示 |
ピークリセット表示 |
調光レベル切替
有機ELディスプレイの明るさを変更します。輝度の調整はオート(自動)とマニュアル(手動)から選択できます。
オート:3段階のレベルとMAX輝度固定の4段階 |
表示機種切替
それぞれの表示画面において、表示する機種を切り替えます。左図は左上の機種を水温から燃圧に切り替えた例です。(一部切り替えのできないエリアもあります。) 機種選択時に空白を選択することもでき、表示機種を必要最小限におさえることも可能です。 |
差圧表示切替
ターボセンサーと燃圧センサーが正常に動作している場合に、燃圧値からターボ値またはインマニ値を差し引いた圧力値を表示することでイニシャル燃圧を表示します(Dマーク表示)。 |
トリップリセット
TRIP値をリセットします。
メインメニュー
ワーニング設定、SDメモリーカード操作、各種設定(セットアップ)の項目へアクセスするためのメニューです。
ワーニング設定
ワーニング値を設定します。
タコメーター、ターボ/インマニ、油圧、水温、油温、温度1、温度2、排気温度、燃圧、残燃料のワーニング値の設定が可能です。
SDメモリーカード(市販品のSDメモリーカードが必要です。)
SDメモリーカードのメモリー容量、使用量、空き容量の確認や、DSSC走行データの再生、走行データファイルの削除を行ないます。
プレイモード
SDメモリーカードに記録したデータを再生します。
DSSCにリアル表示されないデータ(スロットル開度、舵角、G、ペダルストローク)はプレイ中もDSSCには表示されません。
セットアップ
各種設定を行ないます。 |
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ワーニング設定
センサー及びセンサーハーネスのオープンやショートの場合や、通信エラーが発生した場合のエラーを表示します。
ターボセンサーがオープンやショートになった場合はメーター文字板のターボ(インマニ)のワーニングインジケーターが点滅します。