【受賞】関東地方発明表彰に於いて「ICT建設機械のキャリブレーション方法」が『新潟県知事賞』
日本精機株式会社は、令和5年度 関東地方発明表彰(主催:公益社団法人 発明協会)に於いて『新潟県知事賞』を受賞しました。
地方発明表彰は、実施されている優れた発明、考案又は意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するものです。当社は、令和5年度、「ICT建設機械のキャリブレーション方法」を関東地方発明表彰にエントリーし、栄えある受賞を果たしました。
『新潟県知事賞』を受賞した発明「ICT建設機械のキャリブレーション方法」は、「Holfee(ホルフィー)」【※】キャリブレーションアプリに適用されている、特許第7127715号となります。
この発明は、建設機械のセンサーが取り付けられた可動部を携帯端末で撮影し、撮影した画像に基づいてセンサーの取り付け誤差を補正(キャリブレーション)するものです。従来のキャリブレーションでは、物理的なセンサーの取り付け位置・取り付け角度の調整作業で1時間以上要するところが、この発明により“約5分間”の作業時間で完了することが可能になります。
【※ Holfee(ホルフィー)について】
・Link ➡ 日本精機株式会社|事業内容|車載計器事業|センサー製品|Holfee|2D簡易マシンガイダンス (nippon-seiki.co.jp)
【受賞内容について】
・賞名:新潟県知事賞
・発明名称:ICT建設機械のキャリブレーション方法(特許第7127715号)
・発明者名:鈴木正倫(技術本部 センサーソリューション開発部 SS商品開発)
【受賞者コメント/鈴木正倫さん】
新潟県知事賞を受賞し、大変光栄に存じます。関係者の皆さまに心から感謝いたします。今回の発明内容は、Holfee(ホルフィー)のユーザー様がお使いになるときに、可能な限り簡単・スピーディーに準備をして頂きたいという想いから創出されました。スマートフォン使用を前提としたシステムなので、スマートフォンが従来から持つ機能を使って実現できないかを考え、カメラ利用によるキャリブレーションを実用化しました。お陰様でこの機能は、ご紹介させて頂く方々に高く評価して頂き、開発者としてとても嬉しく思っています。これからも製品開発においては、想定するユーザー様の利便性・機能性を考えた製品提案を推進していきたいと考えております。
【地方発明表彰について】
地方における発明の奨励・育成を図り、科学技術の向上と地域産業の振興に寄与することを目的として、公益社団法人発明協会が大正10年に創設したもので、全国を8地方(北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)に分け、各地方において優れた発明、考案または意匠を生み出した技術者・研究開発者を顕彰するもの。
【令和5年度 関東地方発明表彰 受賞者について】
・Link ➡ 令和5年度関東地方発明表彰受賞者一覧 (jiii.or.jp)
【報道ニュース】新潟建設新聞(許可を得て掲載させて頂いております。)
新潟建設新聞_日本精機 新潟県知事賞に ICTセンサー補正_2023年11月29日
【発明者・鈴木正倫さんと表彰状】(12月4日、撮影)
わたしたち日本精機グループは、これからも社会課題を解決できるように「マーケットイン」(顧客目線・利用者/使用者目線)の思考で、新たな価値創造・イノベーション創出を目指し、社会の発展に貢献してまいります。