産学連携授業で新たな製品アイデアを学生たちが提案/日本精機×長岡造形大学「地域協創演習」 センサー技術等を活かす新発想
日本精機株式会社と公立大学法人 長岡造形大学(所在地:新潟県長岡市)は、2024年度の産学連携授業「地域協創演習」の取り組みの成果として、9月19日に長岡造形大学において「アイデアプレゼンテーション発表会」を実施しました。
発表会では学生4名に加え、ともに演習を受講した日本精機・民生ビジネス本部社員3名が登壇し、日本精機のセンシング技術や、電子工作・IoT機器開発など多様な分野で使用されるマイコンモジュール「M5stack(エムファイブスタック)」を活かした新たな製品のアイデアを発表しました。
学生からは、ドライバーにエコ運転を促す車内装置や、口臭感知センサー、子供の交通事故を減らすためのセンサー付きヘルメット、果物の食べごろを判定するセンサーなど、様々な角度から柔軟なアイデアが提案されました。
▼試作品を手に発表する学生
▼日本精機社員による発表
「地域協創演習」は日本精機の技術を活かした新たな製品案を長岡造形大学の学生たちが授業の中でデザイン・提案するもので、2022年度からスタートし、今年度(2024年度)で3回目の開催となります。
今年度は、日本精機のCO2濃度測定器「CO2 Lamp」のセンサー技術、情報可視化技術を活かした新たな発想・アイデアを出すことをテーマとして、短期集中型の日程で演習が実施されました。
演習を指導した長岡造形大学・デザイン学科の真壁友教授は、「産学連携授業だからこそ出来る普段の授業では経験できない内容で、学生にとって新しい世界が広がったのではないか」と述べています。また、同・平原真准教授は「短期間ながらも圧縮されて中身の濃い授業だった。アイデア(製品)発表では、プレゼンテーションも大事なので、ものづくりの想いを『伝える』ことにも工夫して、しっかりアピールしてほしい」とコメントしています。
▼アイデアをもとに参加者が制作した試作品
演習に参加した社員は、「授業という時間制限があった分、普段の業務よりも短い期間で集中して一気にアイデアを形にすることができた。また、社内ではなかなか出て来ない発想に触れることもでき、とても良い経験になった」と語っています。
民生ビジネス本部長・宮澤泰人は「学生の皆さんの発想の柔軟性や、アイデアを膨らませる発展性に感服した。私たちもニーズから生まれるアイデアの必然性を再認識し、ブレずに製品化に辿り着くよう心掛けていきたい」と述べています。
▼演習後、日本精機から学生の皆さんに修了証と記念品をお渡ししました。
私たち日本精機グループは、更なる持続的成長を遂げていく為に、“マーケットイン”の考え方をもち、未来の環境変化・ニーズを見据えアイデアの具現化を志向してまいります。併せて、ESG(環境・社会・企業統治)活動の一環として、地域社会への貢献・人づくり活動にも取り組んでまいります。そして、私たち日本精機グループで働く従業員が、志(モチベーション)を高く抱き、自らの成長を実感する活動/イノベーションができるよう取り組んでまいります。
▼演習参加者の皆さんと指導教授の先生方
【参考ニュースLink】
・日本精機ホームページ ニュース(2024年8月7日付)
長岡造形大学との産学連携授業による『地域協創演習』 ~学生とのコラボ授業で、“Beyond the 「CO2 Lamp」”
【参考】
・「CO2 Lamp」について