お知らせ
2023.10.17

長岡造形大学生とのアイデア プレゼンテーション発表会/産学連携・地域協創授業の集大成 ~情報の可視化と、斬新な発想の融合で価値ある製品を!

公立大学法人 長岡造形大学(所在地:新潟県長岡市、学長:馬場省吾)と日本精機株式会社は、2023年5月から10月にかけて産学連携による地域協創授業の取り組みを進め、10月17日、その集大成となる学生のアイデアプレゼンテーション発表会を長岡造形大学に於いて執り行いました。この産学連携・地域協創の活動は、今年で2年目になります。

▼造形学部 デザイン学科の 真壁友 准教授(写真右)

【産学連携授業・地域協創の狙い】
授業(プロジェクト)名は、『生活の中における情報可視化 ~地域協創演習2023』と題し、当社・日本精機の持つセンサー技術、情報可視化技術を活かした日常品を提案。何を測定し、何を見えるようにするのか、それによって生活がどのように便利に(もしくは楽しく)なるのかを考えます。プレゼンテーションでは実働するモックアップを作成することを目標としました。

▼モックアップ作成によるプレゼン

造形学部 デザイン学科の真壁友准教授、平原真准教授のもとで、長岡造形大学が持つ幅広いデザインに纏わる知見と、学生の斬新な発想/着想/アイデアが活用されることによって、ニーズ発の具体的な製品化へのストーリーが導き出されることを期待すると共に、学生としては、地域企業との連携で自身のアイデアを世の中に発信する機会/チャンスとなり、ビジネス的な視点を授業において身に付けながら、想いをカタチにするスキルの習得ができました。

又、当社・民生ビジネス本部 若手メンバーも産学連携授業に参画し、学生と共にアイデアプレゼンする機会を設けました。


【授業日程】
・5月~ 日本精機の会社概要、製品・技術紹介
・6月~ アイデアワークショップ、センサー等実装に向けた実践入門
・7月~ アイデア + プロトタイピング
・8月~ デザイン作業、モデル制作
・9月~ 樹脂成形の工場現場見学会、プレゼンテーション準備
・10月~ 最終プレゼンテーション準備、本番当日(10/17)

▼学生の皆さんのプレゼンテーションの様子


【アイデアの一例】『おいしい野菜の可視化』~ブタのケース内のセンサーがおいしい野菜を嗅ぎ分けます!

【総評】
■長岡造形大学:真壁友 准教授 コメント
日本精機の皆さんと一緒に発表(授業)が出来たことで、様々なことが学べたと思います。プレゼンの段取り(スムーズさ)や、プロトタイプの作り方(“雑”に、粗削りでも作って、見極めることを主眼とする)なども見習うことは多くありました。これからの学びに繋げてください。今回の授業・プレゼン、おつかれさまでした。

■長岡造形大学:平原真 准教授 コメント(▼写真左)
プロトタイプを作る目的は何なのか(何を試したいのか)明確にして素早く動く・作ることが大事だと思いますし、それもノウハウになってくると思います。産学連携のこの授業が、今後の学生生活や、就職等への活動にも繋がってくると思います。期待しています。

■日本精機:児玉忠マネジャー(民生ビジネス本部)コメント(▼写真左)
日本精機の、ものづくりの考え方やノウハウを、座学だけでなく現場見学(当社グループの樹脂成形工場を9月20日に見学)したことで、デザインするに際しての制約や配慮など理解が深まったのではないかと思っています。当社としては、この授業でアイデア出しのプロセスなど学ぶことが多く、楽しみながら参加できました。学生の皆さんは、今後の生活、そして社会人になってからもこの授業で学んだことを少しでも活かして頂けると嬉しいです。ありがとうございました。

▼授業に携わった皆さんで集合写真(学生の手には「修了証」)

日本精機グループは、更なる持続的成長を遂げていく為に、“マーケットイン”の考え方をもち、未来の環境変化・ニーズを見据えアイデアの具現化を志向してまいります。併せて、ESG(環境・社会・企業統治)活動の一環として、地域社会への貢献・人づくり活動にも取り組んでまいります。そして、わたしたち日本精機グループで働く従業員が、志(モチベーション)を高く抱き、自らの成長を実感する活動/イノベーションができるよう取り組んでまいります。

【長岡造形大学 Website記事】(閲覧には期限があることをご承知おきください。)
地域協創演習「生活の中における情報可視化」の最終プレゼンを行いました | ニュース | 公立大学法人長岡造形大学 (nagaoka-id.ac.jp)

【関連ユースLink】
日本精機株式会社|ニュース|長岡造形大学との産学連携授業による地域協創 ~学生のデザイン思考で、生活の中における情報可視化に挑戦! (nippon-seiki.co.jp)