2025年度 新入社員への社長メッセージ ~自動車業界の変革期をチャンスに/交通事故防止への貢献に向けて~
当社・日本精機株式会社は、4月1日、33名の新入社員を迎えました。
同日開催した入社式における代表取締役社長・佐藤浩一の新入社員向けメッセージを以下のとおりお知らせします。
▼入社式 社長あいさつ
皆さんの精悍な表情を拝見し、とても嬉しく、頼もしく感じます。日本精機に入社して頂いたことに感謝いたします。
■自動車業界の環境変化:変革期はチャンス/ビジネスを拡げる可能性は無限
自動車業界は100年に一度といわれる大きな技術とビジネス変革期の只中にあります。いわゆる“CASE”のインパクトと“SDV”の到来です(CASE:「C」…つながるクルマ、「A」…自動運転技術、「S」…自動車の共有、「E」…電動化 / SDV: Software Defined Vehicle。ソフトを自由に書き換えられて購入後も機能が進化する自動車)。地球環境保護と併せて持続可能な社会を実現するため、カーボンニュートラルやSDGsを目指した取り組みも加速しています。
この激しい変革期は、厳しいと同時に大きなチャンスでもあります。クルマが外部と繋がるときのメーターやヘッドアップディスプレイ(以下、「HUD」)が果たす役割の変化、自動運転車に必要なセンサー、ソフトウエアが書き換え可能な時代におけるハードウエアのあり方、ソフトウエアの価値が高まった際のビジネスモデル、電気自動車用のメーター・HUDの軽量化・省電力化、SDGsの観点で社会から歓迎される製品や機能のアイディアなど、ビジネスを拡げるチャンスは無限にあります。
この変革期をどう捉えるかは皆さんも含めた我々の姿勢次第です。もちろん、私たちはチャレンジの道を選びます。
■地政学的リスクへの対応/筋肉質な企業体質への変革
地政学的要因を含んだ世界規模での景気の変動やリスクもまた、会社の業績に大きく影響しています。
コロナ禍後、未だ国内需要は低調で、中国の景気減速は先が見通せず、今後はアメリカの自国優先政策からも大きな影響が出てくるでしょう。ソマリア沖の海賊問題やスエズ運河危機から来る輸送費の値上がり、ウクライナやガザの戦争が影響するエネルギー費用の高騰、アメリカを発端とした関税戦争は直近の大きなリスクです。
私たちは、無駄な贅肉(コスト)をそぎ落とし、「筋肉質な企業体質への変革」に取り組み、売上減や輸送費・部品コスト増に関わらず、利益を堅実に生む体質に会社を変えている真最中です。ぜひ皆さんの新しい感性で、斬新なアイディアを出し、チャレンジしてください。
またグローバルビジネスにおいては地政学的リスクの分析がますます重要です。皆さんも、業務や収益に直結するという意識を持って、世界の情勢・ニュースをよくウォッチしてください。
■現状に満足せず、迅速に改革にチャレンジ
私たちには『現状に満足せず、迅速に改革にチャレンジする』という指針があります。
「言われたとおりにやって80点を取ればいい」、「失敗するくらいならやり方を変えないほうが良い」という考え方は昨日で終わらせてください。
今後は、もっと仕事の効率を上げるには、もっとコストを下げるには、もっと仕事のスピードを上げるには、もっと品質を良くするにはという前向きな姿勢で、現状に満足せず、改革にチャレンジしてください。チャレンジした上での失敗を、会社は高く評価します。
■新製品の開発を通じて交通事故を低減
日本精機は、世界の名だたる高級車ブランドにHUD製品を供給しています。HUDはフロントガラスの先に自動車の運転情報やナビゲーションが投影され、運転手が前方を向いたまま情報を認識できるシステムで、道路交通事故の防止につながるものです。そのため高級車では多少高額でも搭載されています。
しかし、交通事故を起こす危険性は、高級車もそれ以外の軽自動車や小型車も同様です。
そこで、軽・小型自動車に搭載できる『小型で廉価なHUD』や『後付けできるHUD』を開発し売り出すことで、世の中の多くの人にHUDを使っていただき、交通事故を少しでも減らしたいと思います。そのような製品の企画、開発、量産、販売を通じて、社会貢献と会社の成長を両立させることが私の・私たちの夢です。
皆さんの成長は、日本精機の発展、そして各自の幸せに繋がります。一緒に楽しみながら頑張りましょう。
▼入社式の様子