長岡造形大学と日本精機が、産学連携授業による地域協創 ~長岡造形大のデザインの知見を活かし、学生の斬新な発想を、家庭内ツールに製品転換!
公立大学法人 長岡造形大学(所在地:新潟県長岡市、学長:馬場省吾)と日本精機株式会社は、産学連携による地域協創の取り組みを、2022年度5月からの新年度授業においてスタートいたします。
授業(プロジェクト)名は、『日常用品のデザイン提案(家庭内での情報可視化の試み)』と題し、日本精機が有するセンシングの技術を活用して“見えないものを 見えるように”日常の家庭内で使用する道具のデザイン提案を、長岡造形大学の学生が試みます。長岡造形大学が持つ幅広いデザインに纏わる知見と、学生の斬新な発想/着想/アイデアが活用されることによって、ニーズ発の具体的な製品化へのストーリーが導き出されることを期待しています。また、学生にとっては、地域の企業と連携して自身のアイデアを世の中に発信する機会/チャンスとなり、ビジネス的な視点を授業において身に付けながら想いをカタチにするスキル習得も企図しています。
【授業の概要】
<内容>
日本精機・民生ビジネス本部の協力で行う授業。日本精機の強みである測定、情報可視化の技術を利用することを前提にセンサーや表示器を使い、家庭内で使う道具のデザイン提案を行う。日本精機の主力商品は自動車のスピードメータやエアコンの表示装置、複合コピー機の表示部分などであり、授業では「民生機器の分野」の強みを活かしながら、学生は家庭内での様々な場面で使う道具を提案します。見えないものを測定し、それを視覚化することにより生活を豊かにする物を提案します。実際に商品化されるものを目標に提案を行います。この演習の中ではアイデアを考え、プレゼンテーションを行います。必要であればモックアップやデモンストレーションの動画も作成します。
<対象>
・長岡造形大学に於ける「地域協創テーマ」の科目区分(全ての学科の学生から履修希望者を受付)
<授業計画>
・4月:参加学生の募集
・5~6月:ガイダンス・レクチャー~ブレインストーミング・アイデア発案
・7~8月:制作、プレゼンテーション準備
・9月:プレゼンテーション発表会、質疑
【授業担当:真壁 友 視覚デザイン学科 准教授 コメント】
私たちの生活はたくさんの情報に囲まれています。意識している情報、意識していない、気がついていない情報もあります。この演習では、今まではあまり意識してなかったような情報を可視化することにより、生活を便利にすることができるのでは?と言う視点で取り組みます。長岡市にあり情報可視化のエキスパートとも言える日本精機さんと共に授業を行えるのはとても楽しみです。普段の授業よりも刺激が多く、新たな可能性を開くきっかけになるでしょう。
真壁 友 | 教員紹介 | 公立大学法人長岡造形大学 (nagaoka-id.ac.jp)
【日本精機:宮澤泰人 民生ビジネス本部長 コメント】
学生の皆さんには、日本精機の技術を活用して自身オリジナルの新製品を自由な発想で考案して頂きたいと思っています。また、産学連携授業の中では、アイデアを製品化・具現化するための基本的な考え方の理解や、ものづくりの現場に対する造詣を深め、本授業での学びを“将来の糧”としてその先の社会での実践の場に於いても役立てて欲しいです。皆さんの成長する姿を期待しています。
【関連Link】公立大学法人 長岡造形大学Website:https://www.nagaoka-id.ac.jp/